NKE アルゴフロート ARVOR & PROVOR
NKE社では、ARGOプロジェクト用の耐圧2000m仕様の中層漂流フロートを製作しています。Sea Bird社製CTDセンサを標準搭載しており、水温、塩分、圧力の測定が可能です。 PROVORシリーズはDOセンサ、クロロフィルセンサ等を追加搭載可能です。測定データは任意のインターバルでアルゴスまたはイリジウムの衛星経由で収集します。 各種パラメーターはBluetooth接続により簡単に設定可能です。 |
アルゴス通信型フロート ARVOR-L
『 モデル: ARVOR-L 』 ARVOR-L は耐圧2000mの中層漂流フロートです。水温、塩分、圧力を任意のインターバルで測定でき、アルゴス通信によりデータを収集します。 |
- 【ARGOプロジェクトに適した技術仕様】
-
- Sea Bird社製CTDセンサ標準搭載
- アルゴス通信
- 耐圧 2000m
- 平均的なCTD取得で最大190サイクル
- ECO Ifremer MODEで最大250サイクル
- Bluetoothによる簡易的な接続
- 軽量(空中重量 20kg以下)かつ容易に運用可能
- セルフバラスト機能
イリジウム通信型フロート ARVOR-I
『 モデル: ARVOR-I 』 ARVOR-I は耐圧2000mの中層漂流フロートです。水温、塩分、圧力を任意のインターバルで測定でき、イリジウム通信によりデータを収集します。
イリジウム通信は双方向通信が可能なことから、海洋データ通信の主流になりつつあります。
遅延が少なく(イリジウム衛星の電波が受信できる状況で1〜3分程度)、フロート投入後の設定変更や観測中止等のイベントの実行が電子メール形式で容易に行えます。
|
- 【ARGOプロジェクトに適した技術仕様】
-
- Sea Bird社製CTDセンサ標準搭載
- イリジウム通信 (SBD)
- 耐圧 2000m
- 最大300サイクル (サンプル周期:10日間)
- 最大2000ptの高サンプリング
- Bluetoothによる簡易的な接続
- 軽量(空中重量 20kg以下)かつ容易に運用可能
- セルフバラスト機能
沿岸域観測用フロート ARVOR-C
『 モデル: ARVOR-C 』 ARVOR-C は耐圧300mの沿岸域観測用フロートです。 沈降時に海底へ着底させることで潮流の影響を受けにくくすることで、投入海域からあまり離れることなく長期観測が可能です。 水温、塩分、圧力を測定でき、イリジウム通信によりデータを収集します。 |
- 【仕様】
-
- Sea Bird社製CTDセンサ標準搭載
- イリジウム通信 (SBD)
- 耐圧 300m
- 最大300サイクル
- 水柱全体にわたるサンプリング
- 軽量(空中重量 22kg)かつ容易に運用可能
- セルフバラスト機能
深海観測用フロート DEEP ARVOR
『 モデル: DEEP ARVOR 』 DEEP ARVOR は耐圧4000mの深海観測用フロートです。 ARGOプロジェクト用に設計され、Sea Bird社製CTDセンサを標準搭載しています。 水温、塩分、圧力の測定が可能で、イリジウム通信によりデータを収集します。 |
- 【仕様】
-
- ARGOプロジェクト向けに設計
- Sea Bird社製CTDセンサ標準搭載
- イリジウム通信 (SBD)
- 耐圧 4000m
- 最大150サイクル
- Aanderaa社製D0センサを追加可能
- Bluetoothによる簡易的な接続
- 空中重量 26kg
- セルフバラスト機能
マルチセンサプロファイリングフロート PROVOR CTS5
『 モデル: PROVOR CTS5 』 PRVOR CTS5 はPROVOR CTS4を基に開発された耐圧2000mのマルチセンサプロファイリングフロートです。 標準搭載のCTDセンサと追加センサを統合でき、イリジウム通信によりデータを収集します。 |
- 【仕様】
-
- Sea Bird社製CTDセンサ標準搭載 + センサ追加可能
- 6つのBGC ARGOセンサ (任意の組合わせに変更可能)
- 水中映像プロファイラーセンサ(UVP6-LP)
- イリジウム通信 (RUDICS)
- 耐圧 2000m
- 最大解像度0.5dbar (average mode)、最大解像度0.1dbar (raw data mode)
- セルフバラスト機能
マルチセンサプロファイリングフロート PROVOR CTS5の詳細
DOセンサ付フロート
モデル: PROVOR-DOI Aanderaa社製optpde 4330 を標準搭載したフロートでイリジウム通信により高速且つ大容量データを短時間で送信することが出来ます。 小型のARVORタイプも開発されました。 |
地震観測用ハイドロフォン付フロート
Seismic Float 海洋での地震活動観測用にハイドロフォン付フロートを開発中です。 Global seismologyにおけるツールとしてマントル活動の解析や海中を漂流させ長期間の地震波観測又は地震活動毎に浮上させデータを送信させることも可能です。 |
放射能測定用ガンマセンサ付フロート
Radioactivity Monitoring Float 海洋中の放射線量を計測可能な高感度ガンマ線センサを内蔵したフロートを開発中です。 センサをフロートに内蔵したことにより2000mまで計測可能です。 |
- 特長
-
- NKE社はフランスIFREMERと共同で上記製品以外に各種化学センサを搭載したフロートを開発し各国研究機関へ納入しています。
A2-SUBS型フロート
オープンシー社では、カナダのベッドフォード研究所と協力しA2-SUBS型フロートを開発しました。繋留用システムは、水中観測機器を搭載するためのフロート、フロート内蔵用浮力ブイとフロート後部のコンテナから構成されます。 A2-SUBS型フロートは、搭載した水中観測機器が受けるバイブレーション等の海流の影響を、最小限にします。 フロートの向きは常に流れに一致し、急激に回転したりすることはありません。標準仕様のテンションロットの耐荷重は、最大2トンです。 |
- A2-SUBS型フロート仕様
-
材質 寸法 空中重量 浮力 最大深度 B3-X-XX UVプロテクトポリエチレン 146×44×58cm 15kg (本体) 33kg 200m C2-X-XX UVプロテクトポリエチレン 169×55×67cm 26kg (本体) 44kg 6000m